離婚で直面するマイホーム問題
離婚に向けての話し合いをするときに大きな問題となるのが住宅問題・住宅ローン問題です。
特に、ここ北海道では、若いうちにマイホームを持つ夫婦が多いようです。
マイホームを建てるときに将来の離婚を想定している夫婦は普通はいないので、夫婦のどちらか(又は両方)の親からマイホーム資金を援助してもらっていたり、どちらかの親名義の土地に家屋を建てていたり、どちらかの親が連帯保証人になっている場合もあります。
いざ離婚となり、マイホームをどうするかという話し合いになると、親や家族を含めた様々な問題が出てきて協議が難航するケースが多いのです。
☑ 夫婦のどちらがその家に住み続けるのか、それとも売却(賃貸)するのか。
☑ 住宅ローンをどちらが払っていくのか。
☑ 不動産は誰の名義にするのか。
☑ 保証人の問題はどうするのか。
☑ 夫(妻)の親名義の土地に家を建てている。
☑ 夫(妻)の親が連帯保証人になっている。
住宅・住宅ローンについては、上記のような問題についてひとつひとつ話し合っていかなければなりません。
夫婦に子どもがいる場合は、学校のことや養育環境も考慮に入れて話し合う必要があります。
住宅ローンは財産分与の対象?
財産分与とは、婚姻期間中に夫婦が協力して築いた財産を清算することをいいます。
財産分与の対象は、現金や預貯金、不動産などのプラスの財産だけではありません。
借金のようなマイナスの財産も財産分与の対象になります。
住宅ローンも借金ですから、財産分与の際に考慮に入れる必要があります。