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慰謝料額の基準


離婚 慰謝料額 基準

慰謝料の額はどのように決められるの?

慰謝料は精神的苦痛に対する損害賠償です。

精神的苦痛と一言でいっても、感じる苦痛の程度は人によって違いますよね。

相手が浮気をした場合、絶対許せない!離婚する!と思う人もいるでしょうし、1回だけなら許してあげようと思う人、辛くて寝込んじゃう人、など人それぞれです。

精神的苦痛を画一的に金額で表すのは難しいのです。

しかし、慰謝料の額を決めるにあたって、次のようなことが考慮されます。

 

①離婚の原因となった有責行為の種類・程度・期間

 精神的苦痛の度合いが大きいほど額が高くなります。

②離婚の有責性

 行為についての有責性が大きいほど額が高くなります。

 相手方にも有責性があれば減額されます。

③婚姻期間

 婚姻期間が長いほど離婚に至った場合の精神的苦痛は大きいと考られます。

④背信性の程度

 相手に対する裏切りの程度、といえます。

⑤当事者の社会的地位や経済状態

 慰謝料を支払う側の資力が大きければ額が高くなります。

 無職で預貯金もない相手に請求しても払ってもらえないかもしれません。

⑥財産分与の額

 財産分与の額が大きければ精神的苦痛が緩和される面があると考えられるため、額は低くなります。

⑦未成熟子の存在

⑧離婚後の要扶養

一般的に離婚の慰謝料の額はあまり高くありません。

100万円~200万円くらいが多いようです。

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