逃げ恥婚♡結婚契約書
恋ダンスとともに大人気を博したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』
毎週楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか?
私も毎週見ていました。
ガッキーが可愛くてついつい見てしまった、というのもありますが、「契約結婚」という設定が興味深かった、というのが1番の理由です。
ドラマの中では、主人公のみくりさんが平匡さんに「就職としての結婚」を提案し、雇用契約を結んだ契約結婚(恋愛感情のない事実婚)をスタートさせましたね。
では、現実に、みくりさんと平匡さんのように雇用契約を結んだ契約結婚なんてあるのでしょうか?
まぁ、ないでしょうね。。
もしかしたら、そういうカップルも存在するのかもしれませんが聞いたことはありません。
ですが、入籍をする前に結婚契約書(婚前契約書)を作成するカップルは増えているんです。
結婚契約書を作りたいかどうかを聞いたアンケートによると、「作りたい」が22,0%、「作りたくない」が46.0%、「どちらともいえない」が32.0%でした。
約5分の1の人が結婚契約書を作りたいと思っているのですね。
ドラマの影響で、契約結婚の相手のイメージがガッキーになってしまっている男性票が多かったのでしょうか。。
私としては、意外と多いな、という印象です。
婚前契約書(結婚契約書)ってどんなもの?
婚前契約書とは結婚生活や離婚時における様々なトラブルを回避するために、夫婦の間での取り決めや約束を書面にした契約書のことです。
具体的にどのような取り決めや約束を記載するかというと、家事の分担や子どもの育児や教育に関すること、生活費の分担のこと、夫婦の財産のこと、親の介護や同居に関すること、離婚の条件などが一般的なものとなっています。
また、このような取り決めの他に、休日の過ごし方、記念日の過ごし方、お互いにやってはいけないこと、など内容は自由であり、夫婦の同意があればどのような内容でもいいのです。
(但し、婚前契約書を公正証書にする場合は自由に内容を決めれるというわけではありません)
婚前契約書は、日本ではあまり一般的な習慣ではありませんが、アメリカのドラマや映画を見ていると時々出てきますよね。
特に、アメリカのセレブたちは婚姻前から有する財産が莫大なので、婚前契約を交わす人が多いのでしょうね。
婚前契約書は英語では「prenuptial agreement」といいます。
口語では主に略語「prenup」が用いられ、日本語ではプリナップ、プレナップといいます。
アメリカのセレブほどの莫大な財産を持っていなくても、結婚前に婚前契約書を作成することには大変意義があります。
晩婚化が進んでいる日本では、年齢が上がるにつれ男女ともに職場でのポジションが上がり、独身時代に蓄えた預貯金額が高くなる傾向があります。
婚姻前に有していた財産は結婚後も夫婦それぞれの固有の財産となりますが、結婚時にそれを明確にし、離婚の際の財産分与での紛争を避けることができるのです。
また、お互いを尊重し家事や育児を協力して行なう、など結婚時に決めた約束ごとを書面にしておくことはふたりの将来に対する決意表明、愛情の確認ともいえ、その後の結婚生活をスムーズに送る鍵となります。
当事務所でも「婚前契約書」の作成を承っています。
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